葬儀のあり方について。 亡くなられた方を見送る事とは?

現代社会において何事もスピーディ、簡素化、合理的に物事を片付けようとする傾向があるように思えます。特に先進諸国の欧米の影響は伝統文化を持つ日本にもとても影響している事のようです。

先日、テレビで「葬儀のあり方」についてのトーク番組を偶然に見ました。
「葬儀はお金が掛かり過ぎる。やる必要はないのではないか、亡くなっているんだからどうせ分からないし…。最近は直葬のような簡素化された葬儀?をする事もあるようだ」

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この「直葬」については何年も前に私の恩師の講義で伺った事があります。
「直葬」とは葬式をせずに亡くなった亡骸を葬儀をせず直接、荼毘にふす事です。
火葬場の窯の前で簡易的に仏教ならば経を上げ神道ならば大祓詞を奏上する感じでしょうか。とにかく、手短に簡単に、ということなのです。
但し、例外として事件や事故などで亡くなられた身寄りのない方だったりする無縁仏の方々はこの直葬になってしまうかもしれません。もしそうなったとしてもその場に立ち会った関係者の方々に手厚く送って戴きたいものです。

いずれにしてしも恩師は例外ではない一般の方々がこの「直葬」についての事をとても嘆いていらっしゃいました。
亡くなられた方の生きざまや思いはどうなるのか!?・・・と。

単に葬儀に予算を掛ける、やれば良いという事ではありません。
形ではないのです。
こんな事をお話ししていると地鎮祭のそれと同じ様な気がしてきます。
イベント、簡単にチャッチャッとやって、表向きだけ、取りあえずやればいい。
そういう事ではなく!! (怒り)
亡くなられた方を今まで真摯に生きていらした尊い人生の数々に敬意を表し手厚く温かくお見送りをする、と言う事がとても大事だと思うのです。
私も恩師の思いと同感でした。


私も修行中、恩師が斎主(いわいぬし)をされた神葬祭に祭員としてご奉仕した事が何回もありました。神葬祭とは神道の葬儀の事です。
その時、恩師は丁寧に亡くなられた方の人生の系譜の出来事等、生きざまを事細かく祝詞に散りばめて、亡き方への敬意と感謝を込めて、そしてご遺族の方々の思いをも含め本当真心のこもった美しい大和言葉で綴られた素晴らしい祝詞を作られ奏上されていらっしゃいました。
神葬祭が神前拝礼から始まる時の葬儀の会場の空気が祝詞を奏上されて行くにつれて変わっていくのが背後から感じられたほどでした。
これが、葬儀、というものだ、と私は涙したものでした。
そして何より、亡くなられた方の感謝の言葉を私は聞く事が出来ました。
葬儀会場と火葬場で亡くなられた方が正装で出ていらっしゃって丁寧にお辞儀をされて
恩師と私達が真心込めた神事を執り行った事に対しての感謝の言葉を言って下さいました。
とても嬉しかったです。
見えないものを信じない方々の言葉として、「亡くなった人は分からない」と。
いいえ、亡くなられた方もちゃんとみていらっしゃるのです。
私はお通夜、葬儀などでも多くの亡くなられた方がご自身の式に御参加されていらっしゃるのを見ているのを体験して知っています。

大きな葬儀をする事が目的ではありません。真心だと思います。
チベットではチベット仏教に則って切り刻んだ亡骸を僧侶たちが大地に撒き鷲(鷹)に食べて貰い魂を天に返す儀式をします。周囲には沢山の遺族達、送る方々が取り撒き一部始終を見つめ亡くなった方を見送るのです。
古代の人達は皆、そうして送って来た筈です。
大きさでは無く、形ではない、真心を持って見送る、と言う事がとても大事だと思います。

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でも、私の葬儀・・・どうなるのかしら??
ちょっと考える歳にもなってまいりました。(^ ^;)
山に散骨して欲しいなぁ、とか思ったり・・・。
「お前は伏見に行くんだろう??」と主人に言われて
「そうだねぇ。。。神様の元に行かさせて戴ければ嬉しいな。でも、入り口で断られたらどうしようか(笑)」
何とも、現実味のない会話ですね。(^ ^;)


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まとめ【葬儀のあり方について】

現代社会において何事もスピーディ、簡素化、合理的に物事を片付けようとする傾向があるように思えます。

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くりぼっくり

Author:くりぼっくり
神さまと人と動物たちの中取り持ち役として・・・。

宇迦之御魂大神様の厚き尊き御神徳の元、
神職、スピリチュアルカウンセラー、スピリチュアルアニマルヒーラーとして皆さまと動物たちの魂の救済をさせて戴いております。

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