拍手って何?

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今日は神前の作法の一つ「拍手」についてお話ししたいと思います。
皆様が神社、ご家庭の神棚で神拝に際して両手のひらを打ち合わせて鳴らす事を「かしわで」と言います。
「かしわで」は「拍手」と書きます。
漢字の書き方には諸説ありますが「拍」(はく)の字が「柏」(かしわ)と混同されてしまい用いられた事から生じたという説もあるようです。

ヒラデ(開手、平手)、八開手(ヤヒラデ)ともいわれるようです。
又、上代にカシワの葉を笥(ケ);容器としてケ(食物)を盛った事に由来するとも言われています。
このように諸説あってどれが本当かは分かりませんが、いずれにしても「拍手」という作法はただ単に手を叩くと言うものではありません。拍手は神様の御出現を願う為の作法の一つです。
歓喜、喝采、誓約、感謝などを現す事から発したと言われています。
神さまに対する敬意を表す厳かな作法の一つなのです。

神前での敬礼作法の一つであるこの「拍手」は「拝」(はい)・ (腰を九十度に折った深いおじぎ)と共に神前での敬礼作法の中で最も敬意を現す作法です。
この敬礼作法はニ礼二拍手一拝というのが良く知られていますが、この作法が確立したのは明治以降だそうです。
それぞれの神社、教派神道などによっても異なり三拍手、四拍手、五拍手、八拍手等様々です。伊勢神宮では「八度拝」と言って起拝を四度繰り返しますし、出雲大社では「四拍手」と言って古来からの伝統的拝礼作法を行っております。

また、神葬祭、年忌祭などの場合には「忍手」(しのびて)と言って音を立てずに拍手を打ちます。


よく神社で雑にパンパン、と叩くように適当に拍手されたり音を立てずに拍手されていらっしゃるのをお見かけする事があります。
これから年末年始と神社に参拝される機会もあられるかと思います。
是非、神社、ご家庭の神棚で礼拝をされる時には、神様に敬意を持って拍手はしっかりと気持ち良く音を立て神さまにお出まし戴けるように願い礼拝されてくださいませ。
きっと皆様の御心が神様に届く事でしょう。
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玉串ってなに? 玉串はどのようにして捧げるの?

玉串奉奠(たまぐしほうてん)、玉串拝礼と言う言葉をお聞きなられた事がある事と思います。
私のご奉仕させて戴いている神事もセッションもお玉串として皆さまから戴き神様に御奉納させて戴いております。

玉串奉奠、玉串拝礼と言うのは、神社で祈祷(祈願)して戴く、又、地鎮祭、上棟際、竣工際、そして神道式のお葬式である神葬祭等の改まった参拝や祈祷、祭典に参列した時に神様へ「玉串」を奉って拝礼する事です。

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この玉串というのは、榊や杉等の常緑樹の小枝に「紙垂(しで)」(四手とも書きます。紙(半紙)を折って垂れ下げるようにしたもの)と、「木綿(ゆう)」(楮(こうぞ)の皮の繊維からつくったもの)を付けた賢木(けんぼく)のことです。

玉串の由来は、神籬(ひもろぎ)とも関連し「古事記」の天照大神の岩戸隠れの際に神々が行った祀りで真榊に玉や鏡などを付け天照大御神の出御を仰いだ事が記されています。

語源に関しましては幾つかの説があるようです。
本居宣長(もとおりのりなが)は玉串の名称の由来は「神前に立向ける為の『手向串(たむけぐし)』として供物的な意味を有すると解釈しているようです。

又、平田篤胤(ひらたあつたね)は木竹(串)に玉を付けたものであったので「玉串」
と称したと解釈しているようです。
六人部是香(むとべよしか)は真榊が神霊の宿ります料として「霊串(たまぐし)」の胃があるなどとしているようです。

玉串を捧げる事を「玉串は神に敬意を表し且つ神威を受ける為に祈念をこめて捧げるものである」と説明があります。(「神社祭式同行事作法解説」(神社本庁編) より抜粋)

このように様々な解釈をみても、玉串は神籬と同じく神霊を迎える依代(よりしろ)であり、玉串を捧げ祈る人の気持ちが込められる事によって祀られる神様と祀る人達との霊性を合わせる中執り持ち役としての役割を果たす重要な供物であると言えるのではないかと思います。


さて、それでは実際に玉串の捧げ方をご説明いたしますね。

1 神職から玉串を渡されますが、その時に軽くおじぎをします。

2 右手で玉串の元を上から持ち、左手は穂先の方を下から支えて受け取ります。

3 受け取った時、玉串の穂先の方をやや高くして胸の前に、両手の肘はしっかりと張って受け取り
ます。

4 そのままの体勢で玉串案(玉串を捧げる台)の前まで進み、軽くおじぎをします。

5 玉串を右へ九十度回し、玉串の根元を手前(穂先は神前に向けます)にして
 左手を玉串の元の方へ下げて祈念(願い事)します。

6 右手を玉串の中程に持って行ってそのまま右に回します。

7 玉串の元を神前に向けて玉串案(玉串を捧げる台)に置きます。

8 二礼二拍手一拝し、再び一揖(軽いおじぎ)して退きます。
 
※この時神様に直ぐにおしりを決して向けないでください。
 下がる時には、神様に自分に嘘偽りなく、全てを預け見せると言う事で脚を閉じる形では下がら
ず、脚の内股を見せるようにして、回転、それから下がります。

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以上が玉串を神様に御奉納する作法です。
神事における作法は様々に在ります。けれどもこの作法は決して「単なる堅苦
しいもの」ではありません。
作法は理にかなった無駄のない動きによって美が生み出されました。
形のみならず心が整ったとても美しいものです。
この美しい作法は神様に礼節の心と共に感謝の御奉納をさせて戴く為のものな
のです。

玉串を御奉納する意義、これは皆様それぞれにあられるかとおもいます。
もしかしたらお金を玉串として沢山神様に御奉納する、沢山上げればそれだけ
御利益がある、などと思っていらっしゃる方もおられるかもしれません。(^ ^;)
けれども、神様は元来、お金そのものは必要ないのです。
大切なのはお金に籠ったその方の思い、気が純粋で真摯で一生懸命であること
感謝の真心が籠っているか、ということです。

例え少ないお玉串であったとしても、その方にとってそのお金は一生懸命に頑
張った証、賜物であれば、神様は良く頑張ったと大変御喜びになられる事でし
ょう。
例え高額なお玉串を御奉納されても心が籠っていないのでは何の意味がありま
せん。ましてや、皆が上げるから取りあえず世間一般的な金額で上げておけば
いい、などと言うお心持では何の意味もありません。

神様は全てお見通しです。

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人の世では生きる為にはもちろんお金は大切です。
でも、お金そのものを沢山稼いだりする事が目的ではなく、幸せになる為に目
標にした事、目的を果たす為に必要なのです。
もちろんこれは、単なる私利私欲、私腹を肥やす為だけの物では無く、家族や
ご自身の為、困った方や誰か、動物達の幸せの為に使うなど生きたお金として
使う事の手段として使われなくてはなりません。

神様に感謝の心として玉串をお上げする。
これは「単にお金を御奉納する」と言う事ではなく「神様のご加護に依って
戴いた徳に感謝し更に大きく育った徳を神様にお返しする」ということにな
るのです。
そして、又、徳は神様から更に大きく清らかに巡り巡って貴方に戻り再び、大
きな徳となって生き続けるのです。

全ては日々、感謝から始まるのです。

神社での参拝作法って??

神社は我々、日本人にとって、とても身近な場所ですね。
日本人は古来から大自然に宿る神々と共にあり、春夏秋冬、いつも生活の中にお祭りが根付いています。ですから、神道は日本人特有の自然信仰であり、宗教ではないのです。
以前に、氏神さま、産土神さまについてもブログで書かせて戴きました。(^_^)

日本の神さまと私達、神社と私達・・・。とっても身近ですが、きちんとした参拝方法って・・・?? 案外ご存知ない方がとても多いのでは?と思います。
そこで今日は、神社の参拝についてお話ししようと思います。

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神社にいらっしゃると、まず目に入るのは「鳥居」ですね。(^_^)
鳥居にはいろいろな形がありますが、それぞれが神さまの住まい・神殿の前にある門みたいなものです。
ですので、鳥居から先は神さまがいらっしゃる場所、つまりは神域となります。
鳥居を無造作にくぐるのではなく、「これから神さまにお逢いする」という気持ちで
服装を整えて、帽子をかぶっていたならば帽子をとり、浅いおじぎ(揖・ゆう)をして
鳥居をくぐりましょう。

そして、神さまの御前に向かう前には必ず心身を清浄にしてから参りましょう。(^_^)
まず、手水舎(てみずや)の水で両手と口を清めます。
この作法は、水で両手と口をすすぐ事により「魂を洗い清める」という意味があります。
まず、右手でひしゃくを持って水を汲み左手にかけて左手を清めしょう。
次に、ひしゃくを左手に持ち替えて同じように右手を清め、再び右手に持ち替えて
左の手のひらに水を受けて、その水で口をすすぎます。
注意することは、この時に、ひしゃくに直接、口をつけてはいけません。
そして、口をすすいだら、もう一度、水を左手にかけます。
最後に、ひしゃくに水を入れて、ひしゃくを立てて柄に水を流し、ひしゃく置きに伏せて置きます。

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鳥居をくぐった後に神さまが鎮座されている社殿まで続く道を「参道」と言います。
字の通り、「お参りする道」の意味です。(^_^)
つまり、神さまの鎮まっていらっしゃる処と参拝する人々とを結びつける大切な道なのです。
この道は敬虔な心持で進みましょう。
また、この参道の中央部分は神さまの通り道とされております「正中・せいちゅう」と言われています。そこを避けて歩く事が神さまに対する礼儀であるとされます。
私共、神職も神さまの御前で神事をさせて戴く際には、必ず、神さまの正面を避けて慎んで作法をさせて戴きます。そして、神さまの御前を通るときには必ず、差手(さしゅ)(手をお腹の辺りで左手を上にして軽く重ねる所作)と共に軽いおじぎ(揖・ゆう)をして通ります。(笏を携えている時には笏を使った揖をします)

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いよいよ、神さまのお鎮まりになります神殿の前に参りました。(^_^)
お賽銭箱(おさいせんばこ)に丁寧にお賽銭を入れて下さい。
決して、遠くから放り投げるような事はなさらないようにしてくださいね。(^o^;)
このお賽銭と言うのは、とても大切なものなんです。
もともとは祈願成就のお礼参りの際に「報賽」としてご神仏さまに奉った金銭の事を
言っており、それが転じて、参拝の時に奉る「幣帛(へいはく)(神さまに奉献するもの)」の代わりとしての金銭を意味するようになっていったそうです。
つまり、「賽銭」というのは、「お供え物」の一種なのですね。
金銭が流通する以前は、神前にお米を撒いたり、洗米を半紙などの紙に包んで奉っていました。今でもその名残りで、お賽銭を紙に包んでお賽銭箱に入れる参拝者もいらっしゃるようです。
このようなことから、お賽銭はとても神聖なものなのです。

さて、お賽銭を入れました後に、鈴のある神社では鈴を鳴らしましょう。
鈴を鳴らすと言うのは、古来からの由来が諸説あるようで、
鈴には魔除けの霊力があるとされて、それが転じて神事の時にも鈴を鳴らす様になってきたようですね。キリスト教や仏教などの他の宗教でも鈴って使いますものね。
鈴は特別なものなんですね。
神道でも、このようないろいろなことに由来して、拝礼する前には、この鈴の清らかな音色で神さまをお招きして、そして、「これから私共が祈願を申し上げます。」という一種の合図の様なものなのです。 神聖な気持ちで鳴らしましょう。(^_^)

そして次に、拝礼です。通常の神社では「二拝二拍手一拝」の作法により拝礼します。
「拝・はい」というのは、「深いおじぎ」のことです。
この「二拝二拍手一拝」の前後に「揖・ゆう」を加えて拝礼すると一層、丁重な作法になりますよ。
また、参拝作法は神社によって多少異なりますのでご注意くださいね。
ちなみに出雲大社では、二拝四拍手一拝などがあります。

古来からおわします私たちの、日本の八百万の神さま…。
神社参拝された時には、是非この作法をお役立て下さる事を願っております(m_ _m)
今回は通常の神社の参拝の作法としてお話しさせて戴きました。
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くりぼっくり

Author:くりぼっくり
神さまと人と動物たちの中取り持ち役として・・・。

宇迦之御魂大神様の厚き尊き御神徳の元、
神職、スピリチュアルカウンセラー、スピリチュアルアニマルヒーラーとして皆さまと動物たちの魂の救済をさせて戴いております。

☆御相談、詳しいお問い合わせ等は「みどりの杜」HP、「お問い合わせフォーム」からお願いいたします。
http://takanooffice-midorinomori.com/

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